上智大学准教授、齋藤梓先生の新刊インタビュー記事を執筆
「AERA」2024年4月15日号の連載「この人この本」で上智大学准教授の齋藤梓先生にインタビューしました。齋藤先生は、心理学が専門。教鞭を執りながら、臨床心理士、公認心理師として、PTSDの治療効果研究、殺人・性暴力等の被害者らの精神的ケアやトラウマ焦点化認知行動療法に取り組んでいます。2017年と23年に性犯罪の刑法が改正されたときの検討会メンバーでもあります。
齋藤先生の新刊『性暴力についてかんがえるために』(一藝社)は、 2023年、性犯罪を定めた刑法の改正で、何がどう変わったのか、やさしく、ていねいに説明しています。 女性への加害についてだけでなく、男性への加害、女性・男性という性別を超えた性暴力の真実についても触れられています。
「性暴力ってなんだろう?」とあらためて考えると、なぜ問題なのか、どのように行われるのか、なぜわかりにくい部分が多々、あります。そういった基礎知識を学ぶのに最適の書です。
性暴力のない社会を目指すために、あるいは、性暴力の被害を受けた人が生活しやすい社会になっていくためには、ひとりでも多くの方が、関心を持ち、理解を深めてくださることが大切です。社会の一員として、知っておきたい知識のためにも、手に取りたい一冊です。
0コメント