「若い人たちにこんな思いをさせるとは」」を執筆しました。
インタビューをお願いしたのは、90歳を機にTwitterを始めた森田富美子さん。長崎出身の森田さんは、女学生だった16歳のとき、原爆でご両親と3人の弟さんを亡くしました。原爆のすさまじさを目の当たりにした森田さんの体験は、戦後70年余りを経てもなお、その悲惨さが心を震わせ、うかがっている間、言葉になりませんでした。
戦後、森田さんは平和を大切にして生きてきましたが、2020年8月9日、安倍晋三元首相の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での挨拶に憤り、以来、今も毎日のようにTwitterで平和の大切さ、反戦のメッセージを発信しています。
太平洋戦争を直に知っている世代が少なくなるなか、森田さんの言葉は重く、貴重です。お話をうかがいながら、使っていらっしゃる言葉は同じでも、文字で読むのとは違う感情が私のなかにも渦巻いていました。
当たり前のようにあった「平和」が揺らぎ、声高に勇ましいことを言う人が支持されつつある今、森田さんの言葉にしっかりと耳を傾けて欲しい。その思いを込めて、原稿を執筆しました。
AERAdotの記事はこちらです。
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